城端千代音加礼
無形民俗文化財
善徳寺で「ちよんがれ」の奉納を取持って催された「一心講踊り」については、江戸時代初期から存続すると思われる。
城端ちよんがれは、はじめに踊りの準備として「松さか」が唄われ、輪が広がってくる頃に「目蓮尊者」を、踊り手が疲れてきたころに、辛口の「俵藤太縄ヶ池伝説物語」や「けいけいづくし」などがうたわれている。
所在地:南砺市城端
所有・管理者:城端千代音加礼保存会
指定年月日:平成15年6月4日
旧五箇山街道峠道
史跡
五箇山から城端へと続く峠は、杉尾峠・朴峠・唐木峠・小瀬峠・ブナオ峠があり、また、山の神峠は利賀へ続いた。それぞれに峠道があり、藩政期にはその旧道を使っていた。
この峠道は、五箇山の産物が城端へ運ばれ、また城端から五箇山への生活物資が運ばれるという交易路であり、五箇山の産業と生活の重要路線であった。
所在地:南砺市若杉・梨谷・相倉・上梨・高草嶺・杉尾
所有・管理者:南砺市
指定年月日:昭和58年10月14日