城端千代音加礼
無形民俗文化財
善徳寺で「ちよんがれ」の奉納を取持って催された「一心講踊り」については、江戸時代初期から存続すると思われる。
城端ちよんがれは、はじめに踊りの準備として「松さか」が唄われ、輪が広がってくる頃に「目蓮尊者」を、踊り手が疲れてきたころに、辛口の「俵藤太縄ヶ池伝説物語」や「けいけいづくし」などがうたわれている。
所在地:南砺市城端
所有・管理者:城端千代音加礼保存会
指定年月日:平成15年6月4日
城端神明宮祭の曳山行事
無形民俗文化財
城端曳山祭の特色は、神輿渡御の行列に獅子舞、剣鉾、それに8本の傘鉾などが3基の神輿(春日・八幡・神明)を先導し、6台の庵屋台と曳山が続くという古い江戸時代からの形式を、現在も保持していることである。
祭は5月14日の宵祭に始まり、5月15日の本祭は、3基の神輿を先導し南町の獅子舞、新町の剣鉾、氏子各町の傘鉾などが行列する。曳山は享保年間の頃から作られ、いくたびか改修されてきたが、ほとんど城端の名工の手によって作られたのも大きな特徴である。
所在地:南砺市城端
所有・管理者:城端曳山祭保存会
指定年月日:平成14年2月12日