彩漆鯰模様手付盃盆
工芸品
この盃盆は、城端蒔絵の小原治五右衛門9代雄蔵の作である。天保8年(1837)の
作で、ヒノキ材の素地に塵・むら1つとどめぬ豪放な塗っ放しの手法の上に、大小2匹の鯰を白蒔絵法で描いた大胆且つ斬新な構図による作品である。小原家一
子相伝の白漆蒔絵の特色を表わす代表作の1つである。
所在地:南砺市城端
所有・管理者:個人所有
指定年月日:昭和40年1月1日
この阿弥陀如来立像と十一面観世音菩薩坐像はいずれも円形銅板に取り付けられた懸仏の本尊である。円板はすでに失われているが、南北朝時代の作である。
所在地:南砺市細野丸塚215 熊野神社
所有・管理者:細野区長
指定年月日:昭和61年4月5日
瓶子
工芸品
瓶子とは供えの御神酒(白酒)を入れるための神饌具である。献納者やその他の詳細に
ついては明らかではないが、瓶子の形や塗、大きさからみて鎌倉時代に制作されたものと推定される。室町時代のものは肩部が丸みをおびているのに対して、鎌
倉時代のものは上部及び肩部は、角張っているのが特徴である。もとは朱塗りであったのが、その後黒漆を塗り、片方の蓋は新調されたものである。
所在地:南砺市城端1669
所有・管理者:城端神明宮
指定年月日:昭和58年5月10日